Seattle to Portland 2023

地元の自転車クラブのメンバーであるカップルが、ワシントン州シアトルからオレゴン州ポートランドまで320キロを二日間掛けて走るイベント「STP」への遠征を企画してくれた。その前の遠征は僕が企画したヨセミテ国立公園一泊ツアーで、それが実に強く心に残ったので、二つ返事で参加することにした。

2022年の総括:自転車

今年は、一年の内320日位を自転車に乗り、のべ13500kmを走り、120km登った。去年を大分上回る数字だ。平日は一時間使って25-30km、土曜日は100-140km、日曜日はのんびりと足を伸ばす、そんな感じの日常だ。

AIDS/LifeCycle 2022

AIDS/LifeCycleという自転車イベントがある。サンフランシスコ・エイズ財団と、ロサンジェルスLGBTQセンターが共催して20数年になるイベントだ。何千人ものライダーが集まり、サンフランシスコからロサンジェルスまで約860kmを自転車で一週間掛けて走破する。友人Tylerが何年か前にこのイベントに参加して、その時の様子をブログに残している。これに惹き込まれたのが、僕にとってのAIDS/LifeCycleとの出会いだった。860km!途方もない旅だ。完遂の暁にはどれほどの達成感を得られるだろうか、と思った。しかし、自分には手の届かない挑戦のように思えた。2021年の事である。ロードバイクを買って半年くらいだっただろうか。

4月のサイクリングまとめ

前回のまとめをした1月から季節が一つ巡った。相変わらず僕はせっせと自転車に乗っている。理由はいまだによく分かっていない。

1月のサイクリングまとめ

運動は得意でないと感じていた中学生の頃、傘を差して下校しようとしていたら、体育会系の高校生の先輩が、ちょっとそこまで買い物に行くから一緒に傘に入れろと言いながらするっと入ってきた。怖い人だったらどうしようと思い、大人しく言われるがままにした。部活は何だ、パソコン同好会です、運動しないのか、運動神経無いんで、みたいな話をしたら、運動神経なんてものはない、やれば誰でも出来るぞ、やるかやらないかの違いだけだと言われたのが強く印象に残った。なるほど、やらないで出来ないと決めてしまうほど馬鹿なことはないし、努力を積み重ねてようやく出来るようになった事を運動神経のおかげにしては努力している人に失礼だ。

2021年の総括:自転車

自転車に乗り始めたのは2020年の5月の事だった。2020年は大体一週間に50kmというペースで、それだって結構な距離だと思う人が大半ではないかと思うのだが、2021年には更にハマった。4月にロードバイクを買い、6月に怪我して6週間休み、8月にはクリップレスペダルという足を自転車に固定するタイプのペダルに交換した。この辺から普通の人と自転車好きとを隔てる境界線を越えたように思う。夏には毎日一時間+週末のロングライドで一週間に240kmというペースになった。San FranciscoやSanta Cruzなど近隣の街へも遠征した。以前は車で行く距離だと思っていたところが段々自転車で行けるようになっていくのがとても楽しかった。