日本の技術の力と世界と繋げたいとずっと思っていました。その夢が、先日書いた檄文が色々な人の目にとまったおかげで、遂に現実のモノとなりました。
先陣を切って日本に技術チームをスタートしてくれたのは、java-jaでコミュニティを盛り上げ、ドワンゴやCookpadで分散システムの開発に知見を深め、そして輝くチームづくりに情熱を傾けるYoshioriさんです。うちの会社は、社員が全米の各地に散らばっているので、そもそもチームとしてのどのように働くのかについてとても意図的に取り組んでいるので、Yoshioriさんの情熱の方向を知ったら、この人とやりたい!!と強く思いました。一緒に仕事を出来ることになってとても楽しみです。
そして、もう一人は、大学時代に最初の会社を一緒にやった岡嶋さんです。大学のそばにアパートを借りて職場と住居兼用でしばらく一緒に暮らしていたのは懐かしい思い出です。何しろこれがプロとしての初めての環境だったので、この位プログラム書けるのが当然なんだと当時は思っていたのですが、その後渡米してから、実はあんなにプログラムが書ける人は世界にもそんなにいないと気付いた時には後の祭りでした。そんな岡嶋さんとまた一緒に仕事出来るのはとても楽しみです。
これからまたもう何人か技術者が増える予定なのですが、まだスタートしていないので名前が言えないのが残念です。
そして、これまた大学時代の友人の紹介で、会社の管理を手伝ってくださる方とも巡り会える事ができました。今回の事を全部ひっくるめて、本当に人の縁だなと感謝しみじみです。
会社の事業も少しづつ、しかし着実に進展しています。世界中の色々なソフトウェア開発の現場で、大規模な実行時間の掛かるテストをどのようにうまく活用するか、苦しんでいる人達がいます。折角テストがあるのに、実行時間が掛かるせいで、頻繁にテストを走らせる事ができず、開発者に素早くフィードバックを届けられない。そういったテスト資産をうまく活用できるように、機械学習を使って、失敗する確率が高いテストから優先して走らせる事で、劇的にフィードバック時間を短縮する事ができます。
誰でも知っているシリコンバレーの某企業や、誰でも知っているドイツの某企業などと一緒に、彼らのフィードバックを得ながら取り組んでいるところです。変化の早い世界に対応するのはソフトウェアの力。COVID-19のせいで色々な変化が加速している今だから、ますますソフトウェアの重要性は増す一方で、それに従ってソフトウェア開発の効率化というのも重要性を増す一方です。
このチームの書いたコードが、そういう世界に冠たる企業で誰もが知っている製品の開発に使われるのかと思うと、とても楽しみです。そして、足下の日本でも、製造業、金融業、ウェブ企業などを初め、同じような問題を抱えているところはたくさんあります。もし、それは自分のチームかも…と思ったら、ぜひこちらのコンタクトフォームからβプログラムに参加して下さい。