2022年の総括:プラモデル

前年に引き続き、プラモ作りも続いている。今年のはじめに大物を手がけて手が止まってしまい、自転車に時間をつぎ込んだのもあってペースは落ちたが、六作品作った。

今年一番僕の琴線に響いたのは、Ducatiのバイクのプラモデルだ。エンジンなどのメカニカルな内臓を組み立てるとそれがちゃんとバイクの形になっており、そうか、バイクというのはこういう構造になっているのかと感心する。構造的な強度はここにあるようだ。その武骨な内臓に、Ducatiのあの美しい真紅の外皮を被せる。曲線が非常にセクシーだ。なるほど、世の男たちがバイクに嵌まるのはこういう訳か。これはぜひまた作りたいと思っている。

高校の時の友人と夏にあった時、彼らも模型が好きだという事を発見し、同窓会をプラモデルを作りながらやる…という企画が生まれた。そんなわけで、曇天の秋の日、8人の友人とその子供達が秋葉原に集まり、雑居ビルの一室を借りてビールを呑みながらプラモデルを作るという最高の日が誕生した。この部屋にあった、塗装用の換気装置付きブースが最高だったので、つい帰国してから自室に買ってしまった。

初めて、作った模型を捨てるという目標も達成した。もう置き場がないし、楽しいのは作る行為そのものであって、完成した作品ではない。でも、やはり時間を掛けて作ったものを捨てるというのは中々忍びない。幸い、嫁さんが机から落として壊してくれたのが切っ掛けになった。最初の一つが捨てられれば、次はずっとたやすい。

今は、初めての戦車を作っている。組み立ててから塗っていいというのは、今までのプラモデルではなかったパターンなので、非常に新鮮。色も、どうせ汚れているから、ほとんど何でもいい。茶色っぽい色を適当に塗っているだけなのに、何かそれらしく見える。これは楽しい。同じプラモデルでも、分野によって色々な細分化があるのだとわかる。

珍しく娘が興味を示したので、気を逃さず、一緒にフォルクスワーゲンのビートルを作ることにした。ピンク色に塗りたいと言っているので、そこを任せるつもりだ。

完成度を求めすぎて手を止めない事を心がけている。とにかく完成する喜びを大事にする。分からなければ適当にやって、出来たものを見て次にこうしようと考えるほうがずっと楽しい。

バイクをもっと作りたいし、最近戦闘機を作っていないのでそれもやりたい。輝くような綺麗な色も塗りたい。塗装ブースもあるし、自転車に乗れる時間の短い冬がチャンスだ。

Model making 2022

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